「FX」ってよく聞くけど、一体どんなものなのか分からないという人は多いと思います。
数分から数時間であっという間に何十万円、何百万ものお金を稼いだり、月収や年収で普通のサラリーマンの何倍ものお金を稼いでいるようなシーンをSNSや動画等で見ることも多いのではないでしょうか。
「気になるけど、ちょっと怪しそう。」というのが率直な感想だと思います。
私自身も最初は、FXや為替といった単語の意味すら知らず、投資や経済分野にもほとんど触れたことがなかった人間です。
だからこそ、より初心者目線でより分かりやすい解説に努めたいと思います。
この記事では、「FXってそもそも何?」「どのような仕組みで稼ぐことができるの?」「怪しいものなの?」といった疑問について、FXを知らない方やこれから始める初心者向けに分かりやすく解説したいと思います。
最後まで読んでいただくことで、FXというものの正体が見えてくると思います。
■FXって何?
FXとは、「Foreign Exchange」の略で、日本語で言うと「外国為替証拠金取引」になります。
為替とは、現金を直接やり取りせずに決済する手段のことですが、為替という言葉の意味や成り立ちを調べるととても深い話になってしまうため、ここで言う外国為替とは、「異なる通貨と通貨を交換(両替)すること」ということで覚えていただければと思います。
■結局、何をどうするもの?
簡単なイメージで言うと、ある国Aの通貨と別の国Bの通貨を証券会社を通じたネット上の取引で両替するようなものと思っていただければ問題ないかと思います。
より理解しやすい例を挙げると、例えば、日本人のあなたがアメリカに旅行に行く場合、日本円と米ドルをその時の為替レートで両替しますよね。
行くときに両替した為替レートが仮に1米ドル=100円だった場合、それが帰るときに1米ドル=110円になっていれば、単純に考えると差額の10円儲かります。
なぜなら、この旅行中に1米ドルに対する日本円の価値が10円安くなっているため(逆に言うと、日本円に対する米ドルの価値が上がっているため)、帰国時に1米ドルを円に両替するときにもらえる額が100円から110円になるからです。
より分かりやすいように図解を載せておきます。
FXトレードにおいては、実際に我々がこの両替作業を行うわけではないですが、証券会社への通貨の買い・売り注文によりこの両替作業を行っているようなものになります。つまり、FXトレードとは、この外国為替レートの変動・差額を狙って取引し、利益を獲得していくものになります。
■怪しいものなの?
結論としては、何も怪しいものではなく、正しい知識を持ったうえでやる分には特段問題ありません。ただし、FXに限らず投資業界には、情報弱者や初心者等を狙った詐欺、高額の情報商材を売り付ける悪質な業者等で溢れており、ニュースでも投資詐欺が取り上げられることもしばしばあり、そういった印象が先行してFXもあまり世間的には良いイメージがないのかもしれません。
実際、X(旧:Twitter)でFX界隈をちょっと覗くだけでも、「短期間で○○万円稼いだ」とか、「昨年度のトレード収支△△億円」といった甘い言葉で釣り上げ、LINE登録や商材購入等に誘導するアカウントが簡単に見つかります。
事実、私も興味本位でそういった発信をしている方のラインにいくつか登録をしてみたりしましたが、ほとんどが高額商材や証券会社口座の開設への誘導であり、情報弱者や初心者等を食い物にしたお金稼ぎをしているものばかりです。
冷静に考えれば、「どう考えてもおかしいよな」という発信内容でも、それがお金に係る話であれば、人は欲のあまり冷静に見れなくなる傾向があります。
本当に実力のあるトレーダーさんもおられますが、それはほんの一握りであり、個人的な印象では、大金を稼ぎ出しているような発信をしているアカウントの9割以上は上述したような詐欺アカウントです(あくまで個人的な見解です)。
FX自体は怪しいものではありませんが、FXを取り巻く環境には怪しいものがゴロゴロ転がっているため、FXを始めたてやこれから始める皆さまは、どうか甘い言葉に騙されないようにお気を付けください。
■まとめ
FXについて少しでもご理解いただけたでしょうか。
初心者の段階では、なんとなくでもイメージが掴めていれば十分かと思います。
他にも、FXに関する記事を発信していきますので、気になる方は是非読んで行ってくださいね。