チャートパターン(三尊)が出ても反転しない!?│EUR/USDの検証メモ
直近のEUR/USDで見られた「三尊(Head & Shoulders)」が反転に結びつかなかったケースを、相場環境とあわせて振り返ります。 パターンは万能ではなく、トレンド文脈と時間軸が重要だという学びをまとめました。
1.相場環境の整理
EUR/USDは、米国サイドのファンダメンタル要因や円買い介入観測の影響も相まって、ドル安方向にバイアスがかかる局面が続きました。 日足ではダブルボトムの形成→ネックライン付近の攻防という流れ。筆者は先日までショートで入りましたが、シナリオが崩れたため損切りし、再検証に移行しています。
2.三尊が効かなかった要因
三尊(H&S)は「トレンド転換の合図」になり得る一方、直近の強い流れに逆らう位置・時間軸で出現した場合は、失敗しやすくなります。
- 時間軸のズレ:30分~1時間足での三尊が、日足のダブルボトム上昇の文脈と相反。
- 順張り優位:優位性は「上位足トレンド方向 × 同方向パターン」。今回は逆張り側に当たるため効力が弱まった可能性。
- ネック割れの質:割れ方・出来高・戻り売りの失敗(フェイル)を伴うと、むしろ踏み上げ燃料になりやすい。
つまり、パターン単体ではなく、①上位足の構造、②直近の勢い(モメンタム)、③ネックの攻防の質を重ねて評価することが重要です。
3.チャート図解(例)
4.学びとチェックリスト
学び
- パターンは「方向づけ」が命。上位足と逆行なら優位性は低下。
- ネックの割れ方・戻りの質・失敗のサインを観察。
- エントリー前に否定シナリオと損切り位置を明確化。
チェックリスト
- 上位足:トレンド・高安の切り上げ/下げを確認
- 時間軸:パターンの足と環境足の整合
- リスク:損切り幅&想定RR(1:1.5~)
- ニュース:重要指標や要人発言のスケジュール
5.まとめ
- 三尊=必ず反転ではない。文脈(上位足)×位置(ネック)×勢いで評価。
- 順張り方向のパターンは優位性が高まりやすい。
- 損切りとサイズ管理を前提に、検証→改善を継続。